大企業におけるレガシーシステムの実態とは?
テックタッチ株式会社(以下、当社)は、レガシーシステムが残っている大企業(従業員数1,000名以上)※1の情報システム担当者を対象に、大企業における「2025年の崖」に関する実態調査を実施しました。
その結果、レガシーシステムの使用実態と様々な課題が浮き彫りとなりました。
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調査の結果、「最もレガシーシステムが残存している領域を教えてください。」との質問には、「基幹システム」と答えた割合が過半数となっています。
続けて「あなたのお勤め先で、レガシーシステムが要因で発生している問題を教えてください。」との質問には、
・システム機能や詳細がブラックボックス化する
・システムが肥大化し改修や機能追加が困難になっている
・他のITシステムとの連携ができていないことからDX推進が遅れる
といった答えが上位に挙がりました。
「基幹システム」に関わる課題とは?
これらの課題を解決するためには、レガシーシステムのモダナイゼーションが不可欠です。
最新の技術を活用し、システムの透明性を高め、柔軟性を持たせることで、企業は変化する市場環境に迅速に対応できるようになります。
実際に、「2025年の崖」に対応するため、レガシーシステムの刷新を進めている企業(計画含む)では、新規システムへの完全な移行で対応する割合が約60%に上ります。
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基幹システムの刷新においては、導入検討システムとして国内外で多数の実績を誇る「SAP S/4HANA®」などが挙げられれるでしょう。
しかし、基幹システムの刷新に伴い、移行プロセスにおける大きな課題があります。
その一つとして挙げられるのが、従来のシステムとはンターフェースや操作方法が大きく変わってしまい、従業員が適応するには時間と労力が必要となってしまうことです。
特に、日常業務で頻繁に使用する機能やプロセスが変更される場合、従業員は新しい操作手順を学ぶ必要があります。
これにより、業務の進行が遅れたり、誤操作やそれに伴う差し戻しが発生するリスクが高まります。
また、従業員が新しいシステムを使いこなせないとなると、システムの活用が進まず、せっかくのERPを刷新下にもかかわらず、その効果が十分に発揮されないこともあります。
このような課題を克服するには、従業員が疑問や問題をすぐに解決できる環境を整える必要があります。
さらに、従業員が新しいシステムの利点を理解し積極的に活用するために、システムの導入目的や期待される効果についてのコミュニケーションもまた必要です。
Webシステム利活用を定着させる「テックタッチ」
そのような課題を解決するために、注目されているのがWebシステム利活用を定着させる「テックタッチ」です。
「テックタッチ」は、Webシステム上にユーザーの操作に応じてリアルタイムで動くガイドを、簡単に作成することができるサービスです。
これにより、新しいシステムであっても、従業員はシステム操作に迷ったり、誤操作・誤入力をすることがなくなります。
また、それに伴いシステム管理者への問い合わせや申請の差し戻しを削減することができます。
トヨタ自動車様やTOPPANホールディングス様などの大手企業を始め多数の導入実績があり、DAP※2市場では、国内シェア 4年連続No.1※3となっています。
基幹システムでは「SAP S/4HANA®」などへの導入実績もあり、
・従業員からの問い合わせを55%削減
・従業員の操作時間を29%短縮
・不備伝票の割合を83%削減
などの効果を創出しています。
基幹システムのリプレイスを検討している方、現在運用中の基幹システムで課題を抱えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
テックタッチなら
SAP®製品の高度な利活用を定着化!
※1:調査期間:2024年8月23日〜同年9月9日 / 有効回答レガシーシステムが残っている大企業(従業員数1,000名以上)の情報システム担当者528名
※2:「デジタルアダプションプラットフォーム」の略
※3:出典:株式会社アイ・ティ・アール「ITR Market View:コミュニケーション/コラボレーション市場2024」デジタル・アダプション・プラットフォーム市場動向:ベンダー別売上金額シェア(2022~2024年度予測)」